ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

子供たちに母親と対面させる

2021.05.30 よく寝た。
昨夜は、350mlのどごし生ビール一本で眠気が抑えられず、7時過ぎに風呂に入り、8時にはもう寝ていた。
湯船の中で寝落ちする者もあると聞くが、真実にそうなりそうだった。
3時過ぎに一度目覚め、麦茶でのどの渇きを潤して、また寝た。
いつもなら、それだけ寝ると起き出してパソコンを開くのだが、眠気に負けてまた寝てしまった。
窓の外の明るさにも目覚めず、6時になってやっと寝床から身を起こした。
なんと10時間も寝ていたことになる。
実に驚くばかりの、熟睡タイムであった。


午前中、スーパーに自転車に乗って買い物に行き、昼前にバス・電車・バスと乗り継いで、子供たちと1時に病院で待ち合わせて、妻の病棟に昇って行った。
ちょうど点滴が始まったばかりということで、廊下で待ち、待ちくたびれた2時過ぎに、ようやく車いすに押された妻が現れ、ガラス越しに、子供たちに母親と対面させることができた。
それでは声を掛け合うのも不自由なので、5分ほど扉を開いてもらって、しばらくぶりの母子邂逅ということになった。
妻は、車いすの介護士に、子供たちを自慢して嬉しそうに話していた。
母親とは、そういうものなのだろう。
月曜日の手術前に自分は顔を見に来ると話して、そこでお開きになった。
ガラス扉を開け放しというのも、内部の者たちに遠慮がある。
病院の玄関で子供たちと別れ、JR駅に向かうバスは出たばかり、私鉄駅に向かうバス乗り場は学生たちで長蛇の列になっていたので避けて、院内のスタバコーヒーで時間をつぶして、家に帰ったのは4時過ぎ。
ご飯を炊き、ジャガイモ・玉ねぎ・サヤエンドウを適当に混ぜての肉じゃが料理、
小ビール一本で、疲れが吹っ飛んでの爆睡は、とりあえずは妻に子供たちの姿を見せてやることができた、夫の務めが果たせた思いからだろう。


写真は、