ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

2022年8月のブログ記事

  • 火宅を如何にとせむ

    2022.08.15  昨夕、雨戸の戸締りをしていると、どこからともなくコオロギの鳴き声が聞こえた。 いつもは庭の花水木の幹に留まって、突然にやかましいほど声を張り上げる、蝉の鳴き声も今年は少なかった。 季節の便りを交わす、親戚、知友たちからの暑中の挨拶も無く、寂しいようで安気でもある、怠惰な夏の... 続きをみる

  • お盆のころの思い出

    2022.08.12  子供の頃に、仏壇の前に並んだ廻り燈籠のあやかし明かりの、どちらかと云えば恐い青い炎のゆらめきに、怖気て眺めていたのを覚えている。 ナスやキュウリで作った動物たちを、お供えとともに葦舟に乗せて、集落を下った所にある小川に流した。 沢山載せて流すものだから、葦舟はすぐに沈没し、... 続きをみる