ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

この日は数行読んだだけで、眠くなった。

2021.04.10 昨日は病棟担当医師から、今後の治療方針の説明を受けた。
さすがに病棟内に入る許可が下りて、面談室での対面だった。
妻が電話口で叫んだように、結論から言うと、足を落とす、ことになるかもしれない。
三本の動脈のうち二本が詰まっていて、このままだと壊死になる。


下肢動脈超音波検査報告書
ATA前ヒザ骨動脈、PTA後ヒザ骨動脈は血流乏しく、高度狭窄または閉塞が疑われます。


「足の痛みは訴えなくなったので、この動脈の血流を今後どのように改善するか、最悪の場合、……」
エコー画像を見せられ、時系列血液検査数値を見せられて、そのような話になればもう納得するしかない。
75歳になって免許証返納したので、車はない。
駅まで徒歩10分、電車で一駅3分、大学病院まで大回りして行くバス25分、の往復。
いろんな意味で疲れて、晩酌の量を少し増やして、いつもより早めに風呂に入って、9時前にはもう布団に入っていた。
妻から電話があって、電動歯ブラシなど差し入れの話が出たが、足のことについては触れないで済むことができた。
医師の言うように、「足の痛みは訴えなくなった」ことで、当座の気分は落ち着いているのかもしれない。
布団に入って、いつも本を開く習慣になっているが、この日は数行読んだだけで、すぐに眠くなった。
そのまま寝入って、目覚めたのは午前4時だった。
7時間ぐっすり寝たので、今日は、爽快な一日になってくれるだろう。