ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

奴、の悲しみー明朝は雪景色なのかな、

2021.01.23-2 
雨の日は気圧の関係なのか、ずいぶんとリューマチの痛みを訴えていたが、50年かけて終焉期を迎えたのか、近頃はその訴えは少なくなった。
ネットで調べたらすぐ出て来る、手首はスワン型、手指は変形して物を掴むのに不自由の極み、身長は20センチ近く縮んだ。
昔は160センチほどのすらりとした柳町美人だったが、今は140センチ少々にまでに押込められてしまった、不思議な容姿。
心身共に、童女に近づいている。
ベッドから起すとき抱きすくめるので、顔と顔は至近にある。
そのままキスしてやりたい衝動に襲われる時もある。
永年連れ添った夫婦が、片割れが亡くなった時に口づけして送ってやる、のは有りなのかもしれない。
もっとも妻が先に逝くとは限らないが。


ここ数日来写真を載せる習慣になったので、今日も。
「奴、の悲しみ」222枚

「奴、の悲しみ」は太宰治賞に応募した、最近の中では一番の自信作なので、リンクを張りました。
抜粋ですが、雰囲気は出ていると思います。
興味があったらクリックしてみて下さい。
陽の当たる道を歩いて来た御方は読まない方がいいかも……