ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

シタン、コクタン、タガヤサン、

2021.04.26 昨日の続きで、あれやこれやの大整理をしています。
Yahooオークション参加のための準備、これは売り手と買い手の価値観の戦いですから、血沸き肉躍る、楽しみがあります。
昔、中型トラック一杯の輸入家具を骨董市に持ち込んで、販売したことがあります。
シタン、コクタン、タガヤサン、一つ覚えに叫んで、新物を古物と争わせるのです。
あらかじめ、底値は言い含められていますが「売らないとその日の宿賃はない」ので、相棒の二人と目配せし、こちらの裁量で潮時を見てエイヤと手放します。
中国地方の各県の骨董市を巡る、3泊4日の、おかしな旅でした。
今考えると、トラックの止まれるモーテルを探して男二人、泊まるのですが、この相棒、二つ年上の先輩で、刺青をしているお兄さんを「ワッペンが怖くて道が歩けるか」という威勢のいい男ぶりで、頼りにはなった。
骨董市には二番札というものがあり、落札価格の一歩手前まで声を釣り上げた者に金一封のご褒美が出ます。
それを日稼ぎにしている参加者もいるというわけです。
二番くじのお爺さんと目が合うと、手をかざして「ヨッシャー」と脅してやって、しかしそのお爺さんには落とさない、その阿吽の呼吸が面白かった。
いくらで輸入しているのか、どんなに安売りで手放しても、帰社してから社長に怒られたことはなかった。
まさか只同然の品物ではなかったろうが、とにかくおかしく面白い、会社だった。
本社倉庫で毎週一回叩き売りをしていて、鈴なりの盛況だったのを覚えている。
昭和40年代初頭の、古き良き青春時代の思い出の一コマです。


Yahooが終わった後は、
しばらく更新しなかったWEB『鳥にナル』もリニューアルしました。
都之隠士 tunoinshi はもちろん、torininaru で検索しても、どこのサイトでも認知されているので喜ばしい。
あとは、キーワード、介護、老人の性、日本の闇、などで検索上位になると、ひとまず目的達成になる。
それが難しいので、もっと研鑽しなければならない。