ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

新しい命を授かったようで嬉しい

2021.02.25 昨日はリハの療養士がまだ終えていない間に家を出て、ドコモショップに向かった。
ずっと若い女の子が来ていたが、体調を崩したとか(つわり?)で先週から背の高いイケメン先生が代わりにやって来ている。
妻の話では、スポーツマン、バスケの選手だったとかで、中々の好青年だ。
リハも整体だから、手を取り足を取り、身体の向きを変え、ベッドの上で圧したり抱え上げられたりして、その間、ずっと優しく声を掛けられている。
この療養士にかぎらず、訪問介護にやってくる全員が実によく声をかけている。
一つ一つの動作に、会話がつくので、身も心も軽くなる仕掛けになっているというわけだ。
医療看護の基本だろう。
「今日はいい顔色をしていますよ」
「たくさん出ました。これでお腹はすっきりです!」
「体温は6度2分、血圧は120、酸素も97とまったく問題ないですよ」
信頼のおける事業所から派遣されて来るので、頼りない妻をひとり残して出かけても、不安ということはない。
この後も、12時、3時と人がやって来る。
戸締りも、各事業所に、抜かりないように鍵置き場をきちっと教えてある。
在宅療養の介護・看護・クリニックなどの有り様に、かなり詳しくなった。
ドコモショップには予約時間より早めに着いて、かなり待たされた。
近くのフロアーの囲いの中でスマホ教室が始まり、聞くともなく聴いていると、実に懇切丁寧に教えている。
幼稚園児に諭すように、噛んで含んで説明している。
4、5名居るみたいな、受講者全員が、もちろん老人だ。
11時に担当者がやって来て、そこから3時間もの説明・購入手続きを要した。
Galaxy A51 5G というのを選び、それに決めた。
手に取ると、意外の重さに驚いたが、それは同時に期待の重さの表れでもある。
馬鹿らしいほどの丁寧な使い方教室に通うまでもなく、2、3の使い方を聞いただけで、あとは触りながら自分で覚えて行く。
家に帰ってから、妻に見せ、二階に上がって愛玩した。
『鳥に化る』WEBサイトもきれいに写っており、リンク先も日誌も目を通して、パソコンで見るのとはまた別の出来栄えに、訪問者に十分に楽しんでもらえるコンテンツになっている、と自画自賛した。
一つの新しい遊びが増えるのは、新しい命を授かったようで、嬉しいものだ。


都之隠士の世界