ひげ爺の今は〇〇となりにけり。

初期の老々介護日誌から、思い出の記、艶笑小咄、別サイトで歴史情話など掲載

電脳に人脳が勝った!

2021.06.08 何か気分に、まったく色艶がなくなってしまった。
老人性うつに、罹ってしまったのかもしれない。
張り合いが無い、やり甲斐も無い。
白々しく、空々しい、毎日になってしまった。
そんな中で、何かに噛みつく材料はないかと探していたら、有った。
考えれば、その日から、変調になっている。


その日、5月28日、妻の、埋葬許可書というものにサインした。
手術前の麻酔科、整形外科の医師の説明を聞きに病院に行き、そこで何枚もの書類に署名した、その中に埋葬許可書というものがあった。
生きている人間の、部位とはいえ、埋葬許可書にサインである。
人によっては縁起でもない、と気に病む者も出てきそうな、紙片だ。
どこかにしこりとして残っていたのかもしれない。


そしてその日、5月28日(金曜日)のアクセス数に異常な突出があった。
あたかも、悪霊がワーッと押し寄せて来て、メーターにぶら下がった重みで針が動いたかのような、説明のつかぬ数値だ。
アクセス数3692という数字が正しいのなら、IN、OUTの数に少しは反映していてもおかしくないのに、極端に大きな変化はなかった。
「一瞬に理解して、一瞬に切り捨てる」
このタイトルが、よもや悪霊どもを惹きつける殺し文句であったとも思えない。
いや、実はそうであった。
よくよく数字を眺めていると、配列に規則性がある。
3、6、9と3の倍数になっている。2は12のつもりなのだろう。
たぶんこれはコンピューターが自分のブログによそ見して起こした、乱数値なのだ。
そう考えたら、少し気分が晴れた。
電脳に人脳が勝った!
ちなみに6/7のアクセス数141は、夜21時現在のもの

気分が上昇した理由がもう一つある。
懐かしい人のアイコンが、今日、或る人のブログのnice欄に載っているのを見つけた。
ご本人は3月以来更新されていないので、ずっと気がかりになっていた、
自分はNice欄を消したので、訪問者の足跡が残らない、
しかし、上のアクセス数の一つに、このお方のものもきっと含まれていると考えたら、また俄然やる気が出て来た。
変調から正調に戻る、単純な男だ。